いくつになってもちびちび成長していこう

ブログをワードから貼り付けたら、文章が消えたり、変な言葉に変わったりするので書けなくなってしまったのだけど、ようやくHTMLとかいうのに貼り付ける方法を教わりました。いくつになってもちびちび成長していくのだ。

100歳超えて亡くなった祖母の妹は、90歳を過ぎても畑仕事をしていて、遊びに行くと自分の作った野菜をくれた。「畑仕事がもう面白うて、面白うて」という声を今でも思い出す。

ある日、祖母の妹が祖母に何やら話していた。「毎日風呂に入って頭を洗っているけど、90過ぎた頃から、頭を洗うとふら~っとするようになった。それで考えてな、毎日頭を半分ずつ洗うことにした。今日は頭の前半分、明日は頭の後ろ半分、という具合に。そうするとふら~っとせんようになった」と。姉である私の祖母は興味なさげに聞いていたが、私はいたく感心した。

この妹はかなり高齢になるまで、卸売市場の屋上の駐車場で門番のような仕事をしていた。 その時も、市場の若いお兄さんたちと会話をするために、「野球の稽古をした」と言っていた。自分で野球をやるわけではない。毎日ラジオで野球の放送を聞いて、選手の名前やルールを覚えて、「昨日は長嶋が打ったなあ」とか、「最近の巨人は負けてばっかりやな」などと、共通の話題作りをしたのだ。学校なんか出ていなかったが、ほんとにエライ人だったなと思う。

色々家族の事情があった人なので、亡くなった時にも知らせてもらえなかったが、ある日、祖母の妹が電車に乗って行った夢を見た。目覚めた時に、ああ亡くなったんだなと思った。 こちらを振り返りもせずに、しっかりした足取りだった。

90歳、100歳になっても魅力的な人たちは、日常生活の些細なことを工夫して、楽しみに変えて生きている。私も文句ばっかり言ってないで、少しは真似しようとは思うんだけどね。

駅前におられました。